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チェコインベスト: チェコへの新規投資3分の2が高付加価値へ

より多くの新規投資によるチェコ拠点の分散

チェコインベスト: チェコへの新規投資3分の2が高付加価値へ 出所: Adobe Stock
  • チェコインベスト(チェコ共和国ビジネス投資開発庁)は2020年に27の投資プロジェクトをサポート
  • 現在、企業による投資計画の額合計は153憶CZK
  • 最もプロジェクト数の多い地域は、中央ボヘミア、南モラビア、モラビア・シレジア地域

実は新型コロナウイルス感染拡大は、近年のチェコインベストの取り組みを加速。世界的危機にも関わらず、高付加価値投資、つまり戦略的分野におけるテクノロジーと研究開発に焦点を当てた新規投資の割合が上昇傾向にためである。2018年にはチェコインベスの支援による新規プロジェクトで高付加価値の基準を満たしていたのは5分の1だったが、2020年には、同じくチェコインベストの支援による投資プロジェクトの3分の2が高付加価値への投資となった。2020年のプロジェクトの4分の1はスマート投資である。これは、特定の地域、特に構造・地理的に不利な地域に利益をもたらすよう、上手く現地の環境と公的機関とのマッチングが成功していることにある。チェコインべストの支援による新規プロジェクトの80%近くは、チェコ既存の企業による事業拡張である。現状、チェコでもこのように国際的なビジネス傾向を反映している。

チェコインベスト長官のパトリック・レイフル氏は、2020年、私たちは27件の新規投資プロジェクトを支援し、企業は今後数年間で135憶の投資を約束しています。新型コロナウイルスの感染拡大に関連した一定の事業減少にも関わらず、投資家はチェコでの新規プロジェクトに引き続き関心を持っています。また、投資優遇措置の改正により条件の制限も厳しくなってきているため、外国投資プロジェクト数は減少する見通しでした。従って、現状に関わらず、当庁が支援したプロジェクトの3分の2がより高付加価値をもたらす投資であることをとても嬉しく思います。」 と述べた。

実は、これらの共有サービスセンター、テクノロジーやITセンター、デジタル化と自動化への投資を伴う製造業のプロジェクトなど、歴史的に最も高付加価値への投資割合が高くなっている。新規投資プロジェクトは特に、ビジネスサポートサービスセンターでのソフトウェア開発・生産に焦点を当てている。2020年のチェコインベストによる注力投資支援分野には、エレクトロモビリティ、ソフトウェア開発、ヘルステック、データセンタ、人工知能、先端材料が含まれる。このように、チェコでも現状国際的なビジネス傾向を反映している。

また、チェコ産業貿易省 産業副大臣 デジタル化・イノベーション担当のペトル・オチュコ氏は「デジタル化のトレンドと連動する高付加価値投資の成功例は、モバイルデータセキュリティとその管理システムに重点を置くソフトウェア開発センターの拡張計画にあるWandera CZ社の事業です。チェコのブルノ市に拠点を置いています。rPET InWasteはプラスティック粉末の自社独自の研究・開発、またプラスティック使用後のリサイクル可能な材料処理を計画しており、リサイクルが可能な新しいペットボトルの製造に使用されます。同社のように、新型コロナウイルス感染拡大における困難な状況下でも投資意欲を持ち続け、このような興味深いプロジェクトを新たに創造することをとても嬉しく思います。」と述べた。

チェコインベスト支援による投資の80%近くは、チェコで既に事業展開を行う企業の拡張によるものである。国内企業に加え、アメリカ、日本、フィンランド企業は、今後数年間でチェコに最大の金額を投資する予定。プロジェクト数では、最大の投資家はアメリカ、スイス、英国、日本、ドイツ、中国である。チェコインベストは、2020年中央ボヘミア、南モラビア、モラビア・シレジア地域で最大のプロジェクト数と拡張を記録。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が投資市場に影響を与えなかったとは言えない。

チェコインベストの投資・海外事業部門の責任者であるベロニカ・ザジコバ氏は、「投資家は、新型コロナウイルス感染拡大による不確実性と戦わなければならず、そのために投資先の最終決定を延期することがよくあります。2020年からチェコへの新規投資に関心を示す投資家と連絡を取り続け、引き続き交渉を継続しています。昨年のプロジェクトの80%に上ります。」と、説明し、続けて「企業は新型コロナの感染拡大を踏まえて、各国でのグローバル事業の活動に目を向け始めており、サプライチェーンをより検討する必要が求められている。これは、新しいテクノロジー企業をチェコに引き付ける機会にもなります。」と述べた。

2019年秋の投資優遇措置の改正の一つの目的は、州と特定の地域にとって最大の利益をもたらすプロジェクトを支援する事である。また、チェコインベスト長官のパトリック・レイフル氏は、「投資家にとって、改正案の採択後、新しい条件を把握し適応するために一定期間が必要であることは当然であり、投資優遇措置の申請が減少する事は想定していましたが、実は私たちが改正の目的と沿っています。更に、現在交渉している全投資家が投資優遇措置の申請を行っているわけではありません。申請をしないプロジェクト数は2020年全体の50%も占めていませんでした。」とも述べた。

 

用語集

高付加価値への投資 – テクノロジーの焦点を当てた投資、または重要な領域(AI&デジタル、エコテック、へするテック、クリエイティブ産業、航空宇宙、防衛産業、先端製造技術)における研究開発に関連した投資。

スマート投資 – 特定の地域に利益をもたらす投資。当投資は、必ずしも高付加価値をもたらす必要はないが、特定の問題または特定の場所の状況(例えば、雇用不足、住民の海外移住、またはブラウンフィールドの活性化)の解決を目的としている。

誓約された投資 – 投資家がチェコでの特定の種類による活動に一定額を投資することを決定し、場合によっては一定数の従業員を雇用することを発表した時点で投資が約束される。これは通常、チェコでの投資プロジェクト実施の開始時に発生する。2020年、企業はチェコに15憶CZKの投資を約束した。これには、プロジェクトに対して投資優遇措置に申請した企業と、申請をしない企業両方が含まれている。

投資例(抜粋)

Wandera CZ – ブルノ市を拠点とするモバイルデータのセキュリティと管理システムに重点を置くソフトウェア開発センターの拡張を計画している。当プロジェクトには高付加価値の投資が含まれるため、政府により投資優遇措置の申請が承認されている。同社は578憶CZKを投資し、法人所得税の免除を獲得。

rPET InWaste – ブルノ市の農村部に工業用リサイクル粒状rPETプラスティックの生産の導入を計画。当プロジェクトには高付加価値の投資が含まれる為、政府による投資優遇措置の申請が承認された。今回の投資に伴い、同プロジェクトは独自の研究開発を実施する。また当投資は州の予算に非常に有益な影響をもたらすと同時に、南モラビア地域の支援となる。更に、チェコ全体のサプライヤーとクライアントの関係強化に貢献している。同社は1憶3,310万CZKを投資し、18人の新規雇用を創出する計画。また、法人所得税の免除を獲得。

チェコインベスト(チェコ共和国ビジネス投資開発庁)について

チェコインベストは、チェコ共和国産業貿易省の管轄として包括的にビジネスと投資をサポートする重要な役割を果たしています。政府機関、各地域、各機関・組織および国際的業務との独自の組合せにより、政府によるサービスの完全性と、グローバルなトレンドをチェコの地域の状況と結びつける事を保証します。当庁の主な目的の一つは、チェコをヨーロッパのイノベーションリーダーの国とすることです。1992年の設立以来、チェコ共和国産業貿易省の管轄として世界中で各国企業のチェコとの繋がりをサポートしています。詳細は、 https://www.czechinvest.org/jpまたはチェコインベストのTwitterFacebook, LinkedInアカウントを御覧ください。
 

チェコインベストお問合せ先:
●チェコインベスト駐日チェコ共和国大使館オフィス:
駐日代表 リハルド・シュナイダー
richard.schneider@czechinvest.org
渉外マネジャー 蔦宗 すみれ
sumire.tsutamune@czechinvest.org
 
●チェコインベストプラハ本庁:
Ms.Jana Kohoutová
Spokesperson
+420 720 965 969
jana.kohoutova@zechinvest.org