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チェコの航空宇宙業界における新型コロナウイルスの影響とは:企業の4分の1が存続をかけて戦い、3分の1が新たなビジネスチャンス獲得へ

チェコインベストによる6月の企業調査結果に基づく

チェコの航空宇宙業界における新型コロナウイルスの影響とは:企業の4分の1が存続をかけて戦い、3分の1が新たなビジネスチャンス獲得へ 出所: Shutterstock
  • 調査対象企業の5分の1(19.6%)が、新型コロナウイルスの緊急事態宣言中に施設閉鎖を実施 
  • 4分の1(26%)が賃金削減と解雇を実施
  • 3分の1以上(34.8%)の企業が現在の苦しい状況の中でも新たなビジネスのチャンスを期待
  • チェコ産業貿易省による、今年秋施行に向けた航空宇宙産業を支援するための支援プログラム 

2020年5月と6月に航空宇宙業界の企業を対象としてチェコインベストが実施した調査結果によると、企業の主な課題は不透明な現状、需要の減少、デジタル化への対応であった。当調査の目的は、新型コロナウイルスの感染拡大により同業界へ与える影響を確認する事である。大中小企業から46人が当調査へ協力。最も多くの回答が得られたのは、航空機及び航空機部品の製造を専門とし、エンジニアリング及び宇宙産業の分野で活躍する企業であった。 

生産における制限と現在抱える問題 

今回の調査対象となった企業の大多数(80.4%)は、需要の減少を経験したと回答し、これは3月(50%)と4月(28%)に実施された臨時措置期間に起こったとのこと。生産及び経済活動における制限は企業の半分以上(63%)に影響を与えた。調査対象の13社(28%)は、オペレーションを半分に削減し、また5社は新型コロナウイルスの感染拡大以前の生産量と比較して70%の減少となったと回答。4分の1(24%)の企業は現状の問題について言及。需要の減少、また売上の減少は中小企業に大きな影響を与えた。5分の1(19.6%)は臨時措置の期間中に事業所を閉鎖。4分の1(26%)が従業員の解雇に踏み切り、そのうち従業員数の半数を解雇した企業もあった。12(26%)が賃金引下げを行ったと回答。 

「本調査により、新型コロナウイルスの危機が調査対象のほぼ全ての企業に大きな影響を与えたことが明らかとなった。調査対象となった企業の殆どは経済活動が正常に戻ることを期待しており、半数は年末までに回復するだろうと回答している。しかし、約4分の1の企業が存続をかけて現在も奮闘している。チェコの航空宇宙産業の規模から決して無視できる数字ではない。」と、チェコインベストの航空宇宙専門家で本調査を行った当事者であるミハル・ジャネカ(Michal Janečka)は述べた。 

航空宇宙産業の為の新たな支援

今回の新型コロナウイルス感染拡大による経済危機により、殆どの企業がデジタル化への移行を余儀なくされた。本調査の回答企業(80.4%)が、テレワークとデジタルオンラインツールの使用について言及。可能な限りオンライン会議を利用し通常業務に対応した。そのうちわずか3社(6.5%)がデジタル化への移行を行わなかったと回答。また、デジタル化に加え、生産の自動化、技術革新と新技術の導入といった新たな課題も浮上。しかしながら調査対象の企業の3分の1以上(34.8%)が、この状況を変革のチャンスと捉えていることも明らかとなった。臨時措置期間に10%の企業が防護製品の生産や新しい製品の生産、またサービスの開始を行った。 
 

また、財政的支援と新規受注の獲得が急がされる中、特に研究開発への財政支援が必要との回答が多数得られた。更に、チェコは航空機を国内のみで完全に開発・組立が可能な世界でも数少ない国の一つであり、航空産業界でも貴重な立ち位置となっている。従って、企業や州政府、また専門家は、現在国内の航空宇宙産業の支援制度確立に注力し、2020年秋からの開始を目指しチェコ産業貿易省による航空宇宙産業のための支援プログラムの準備が急がれている。 

更なる詳細・調査結果完全版は添付資料またはこちらをご参考ください。
 

チェコインベストについて  
チェコ共和国ビジネス投資開発庁(チェコインベスト)は、包括的なビジネスと投資を支援する重要な役割を果たしています。チェコ国内の各地域、中央政府、また国際業務における独自のネットワークにより、最新の経済情勢の中で世界とチェコ各地域間を結びつけます。現在チェコインベストの重要な目的の一つは、チェコを欧州のイノベーションリーダーと進化させることです。1992年の設立以降、チェコ産業貿易省傘下の政府機関として数々の実績を積み重ねてきました。