チェコインベストは2017年、83件の投資優遇措置申請を受領。うち14件が新規投資によるもので、その他は既存投資家による拡張投資でした。中小企業の数は15社に留まり、大企業からの申請が目立ちました。これら投資プロジェクトの合計投資額は510億CZK以上、新規雇用創出数は7,884件に上っています。
月別にみると、3月の申請数は10件と最も多く、年末の3カ月における申請数も増加。地域別にみると、Ústí地域への投資が最も多く(12件)、その後中央ボヘミアが追随しています(11件)。チェコ政府が指定している特別工業地区への投資は6件あり、これによって622人の新規雇用及び40億CZKの投資が創出される予定です。
申請企業の大半は、金属加工、車両、ゴム・プラスチックに関わる製造業への投資を目指しており、シェアードサービス・センター、テクノロジーセンター、ソフトウェア開発センターへの投資は6件にとどまりました。
昨年末の時点で既に、74件の投資プロジェクトへ投資優遇措置交付が決定。これら合計投資金額は450億CZK、合計新規雇用創出数は8,260人に上っています。これに対するチェコ政府の投資優遇措置上限は107.5億CZKとなる予定です。