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ウースティー県 最高の失業率、最大の投資流入

ウースティー県の近年の失業率は11.2%を記録し、チェコ国内で唯一失業率10%を超える地域となっている。一方それにも関わらず現地企業は、新規雇用者を見つけるのに苦労していると声をそろえて言う。

27.02.2008

チェコインベストのウースティー・ナド・ラベム支部が主催する、この問題の解決策を模索するための会合には、私企業、学校、行政機関等の責任者たちが集まる。ウースティー県知事のイジー・シュルツ氏もその例外ではない。

同県での高失業率は、最近は特定の人々の間で循環し始めているのです。これは2008年に解決策を見つけ出さなければならない問題の一つです」と、ウースティー県知事のイジー・シュルツは言う。「私は健全な新規投資の流入が今後も続くことを確信しています。製造だけでなく、開発についてもです。その流れを止めず、引き続き新たな投資家を誘致するために、高い教育を受けた信頼の置ける人々が同県で多く暮らす状況にしなければなりません。そしてそのためには、教育によるサポートと社会保障システムを備える良い職の確保が不可欠です。具体的には、例えば、ウースティー県のヤン・エヴァンゲリスト・プルキニェ大学のキャンパスのサポート計画を立てたり、学士以上の資格を持つ人々が同地域に留まるようにするための奨学金支給を計画したりしています。また目新しいものでは、高校生が工科大学に対して準備を行なうプロジェクトが挙げられます。去年はホムトフのみで行なわれましたが、今年は県内の他の高校でも実施したいと思っています。」

ウースティー県は長期にわたって、新規投資先として高い人気があります。例えば、昨年にはチェコ国内で最大の200億コルナが投資されました。ウースティー県がこれほどの成功を博した理由の一つに、優良なインフラを持ちEUの中でも最大の経済規模を誇るドイツと国境を接しているという事実が挙げられます。また投資者が雇用を目指せるという点で、失業者が多いということも一役買っているでしょう」と、チェコインベスト長官代理のアレクサンドラ・ルディシャロヴァーはいう。

「ただ、人々に職を探す意欲が無かったり、私企業が欲しがるような高い教育を受けた人材がいないければ、高い失業率それ自体に力はありません。そのためチェコインベストは長い間、雇用者と学校のコネクションを強化しようと努めてきました。例えば昨年、私たちはウースティー県のモスト・ヴェレブディツェ工科高校で、教育ポリゴンと呼ばれるシステムの開発をサポートしました。これは同県に存在する一つ一つの企業の製造過程を忠実に再現するもので、大人たちはその中でそれらの企業の仕事の要点を学ぶのです」

「ウースティー県が抱える問題として日本企業との最近の調査で挙げられたのは、管理職クラスに熟練した労働者が少ないということ、転勤や配置転換に対して消極的であること、そして病欠が多いということです。これらの問題を出来る限り詳細に分析し、解決策を導き出すことに、この会合の目的があります」と、AFI(外国投資協会)会長のマルティン・スラビー氏は言う。

チェコインベストの補助により、ウースティー県は1993年から1100億コルナ超の投資を享受し、合計161件のプロジェクトが生まれた。また、チェコインベストの統計によると、ウースティー県はチェコ国内において、海外企業からも国内企業からも最も人気のある県である。チェコインベストが仲介したプロジェクトによって、28122人の新規雇用が生まれた